オンライン化は塾選びの条件

コロナの影響で急速に注目が集まり、受講者も激増したと言われるオンライン塾。

それまでオンライン授業を行なっていなかった従来の塾などでも、オンライン授業を取り入れ始めたというところもあるようです。

塾がオンラインに対応しているか否かは、今後塾選びをする際にも重要な条件のひとつとなってくるでしょう。

「オンライン塾の需要増加はコロナによる一時的なものにすぎない」と考える人もいるようですが、今後コロナの状況はどう変化していくのかわかりません。

もし「コロナ禍」と呼ばれる今の状況が多少落ち着いたとしても、一度このような前代未聞の異状事態を経験してしまったからには、オンライン塾のような学習のやり方をひとつの手段として持っておきたいと考える人が多いのではないでしょうか。

現在まだ塾に通っていない小さなお子さんたちが、ある程度大きくなって塾に通うことを考え始めたとき、おそらく大半の人はオンライン塾あるいはオンライン授業も可能な塾、という塾を選ぶはずです。

ですから、今後オンライン塾の需要がなくなることはないのです。

オンライン塾の競争激化

ただし、オンライン塾の数自体は、現在急激に増えすぎている状態かと思われます。

なぜならば、これまでオンライン授業などしてこなかった一般の塾も、オンランイン授業を取り入れつつあるからです。

そのため、今後はオンライン塾の数自体はある程度淘汰され、質の良いオンライン塾のみが生き残っていくことになると予想できます。

授業がオンライン化することによって、日本全国どこの地域の生徒でも、同じ授業を受けることが可能になります。

そのため、いままでなら一部地域だけで生徒を獲得していた塾が、オンライン塾となることで全国規模の人気塾となれる可能性も考えられます。

反対に、いままでは都内など一部地域の大規模な塾でしか聞くことができなかった有名講師の神授業などをオンラインで受けることができる塾が出てきた場合は、塾を乗り換える生徒が出てくるかもしれません。